声優・田中敦子の代表作のひとつ「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」4Kリマスター版が緊急再上映決定

押井守監督が1995年に手掛けたSF長編アニメの金字塔『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の4Kリマスター版が、東京の渋谷ホワイトシネクイントにて緊急再上映されることが決定した。2024年9月6日から1週間限定で上映される。

『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』は、1989年にマンガ家の士郎正宗が講談社「ヤングマガジン海賊版」で連載を開始したSFマンガ『攻殻機動隊』を原作とするアニメ映画だ。

西暦2029年、高度に発達したネットワーク社会において多発するコンピューター犯罪やサイバーテロなどに対抗するべく結成された、非公認の超法規特殊部隊「公安9課」（通称「攻殻機動隊」）の活躍を描く。全米ビルボード誌のビデオチャートで週間1位を獲得するなど海外でも人気が高く、押井の名を一躍世界に広めるきっかけとなった作品として知られる。

このたびの緊急再上映は、2021年9月に4Kリマスター版として公開された本作を再びスクリーンで上映するもの。本作といえば、先日8月20日に逝去した声優の田中敦子が、電脳戦や格闘などで優れた能力を持つ全身義体（サイボーグ）で「少佐」と呼ばれる主人公・草薙素子を演じている。田中がこれまで声優を担当した作品の中でも、とりわけ代表作のひとつとして挙げられ、世界中のアニメファンから愛される。ぜひこの機会に、再びスクリーンで体感してみたい。