精霊幻想記　第12話　『運命の再会』　感想

運命の再会のサブタイトルの由来は片思いの幼なじみ「美春」との再会なんですが、
あからさまに2期へのつなぎだったので、
私は当時見ていたとき萎えてしまいました
当時2期への告知が全くなかったので、
物語としての起承転結が出来ていないので、これは本当に微妙な内容に思えてしまいました。

そもそもメディアミックスの特性を理解はしていますが、
アニメ作品は1クール～2クールの中でそれなりにシナリオを完結したうえで続編につなげるべきであって(そうでないと作品として成り立たないと思います)。
今回のこの作品のようにあからさまへ続編へつなげるやり方や結末は見ていて萎えるんですよね
しかもタチが悪いことに、この作品、2期の告知が終了後半年以上かかっていましたので、
正直見切り発車でこの結末を描いていたんじゃないかと疑ってしまいますね。


やはりセリア先生を連れだしたところで終わっていればよかったと思います
そうすれば、エピソード終了の余韻に浸れたと思います
何より美春がやってきてしまったことで、セリア先生を連れだした意味が薄れてしまいましたので、
そういう意味でもこのシナリオの運びに関してはセンスに疑問を感じざるを得なかったところがありますね。

私はこの作品の物語そのものは評価していますが、
この展開は残念ながら肯定できるものではありませんでしたね。

【総評】★★★
ストーリー：2点←最終話の展開でマイナス
キャラクター：4点
作画：3点
演出：2点
音楽：4点
総合：3点
合計：18点　B

2点つけたのは最終話の演出が未だに納得できていないのでｗ
上述したように2期ありきの最終話はいただけません
せめて直後に2期告知あればギリ認めますが、そうでなければ微妙です

本作は追放系なろうにありがちな貴族(人間)による差別意識、排除しようとする意志、暗躍するという醜い一面が色濃く描かれているのが特徴で、
単にチートなろうありがちな展開とは一線を化していたところがありました
そこに興味深いところがありました
まあ、その後、リオが覚醒してからはチート系なろうあるあるなんですがねｗ

作画などは安定していますので、ヒロインの可愛さは見せていました。

今年の10月より2期を予定していますので、
レビューをしていこうと思います。